美術 版画作品 一版多色木版
「一版多色木版」をご存知でしょうか? 1年生が取り組んでいる美術の教材です。
一般的に版画と言えば一色刷りですよね。私は黒の一色刷りしか知りません。
1年生が取り組んだのは、版画は版画でも、作品に合わせた色を自由に使って仕上げる多色刷りの版画です。
更に、「色や形の構成」という領域の学習を合わせて学習する単元に取り組んできました。
まずは、完成した作品をご覧ください。
授業では、「果物をモチーフにしてデザインにした版画」ということをめあてにして制作してきました。
作品を見て、どうのようにして完成させたのかお判りですか?
① 自分がデザインする果物を考え、自分の色や形の構成を考え、紙にデッサンします。その構成は、下記を参考に考えます。
② 次は、デッサンを木版に書き写します。
③ その後、下絵の輪郭を彫刻刀の三角刀で線彫り(輪郭だけ彫ること)します。
④ その後、自分のイメージに合った色を、木版全体に色付けしていきます。
⑤ 色付けが完了したら、刷り紙を木版にかぶせ、ばれんで刷り取し、完成です。
右が木版 左が刷り紙(完成)
【一応の流れ・・・資料集より】
1年生の美術の学習は、この一版多色木版で終了となります。
美術の教材は、「必ずこれを使用しなければならない」という規定はありません。
それこそ、教科担任の指導感をもって、取り扱う内容(教材)を決定します。
しかし、そこには、必ず生徒が興味関心をもってしっかり取り組める内容が必要となるます。(ここがポイントです)
本校の生徒は、その時々の教材に一生懸命取り組んでいます。それぞれの学年で取り組んできた作品を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
年度末になり、美術の授業も終了に近づき、完成した作品等を来週以降も紹介しますね。
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