中学校と小学校の大きな違いの一つに教科担任制があります。教科ごとに教える先生が違うということです。
6中でも、いよいよ正式な時間割がスタートしましたが、1年生も、毎時間先生が変わる教科担任制に慣れていくようになります。
教科担任制の最大の利点は、各教科ごと、専門的な知識や指導力を持った先生方から教わることができるところにあります。
その典型を授業に見つけました。
1年生の美術の授業では、「人を描こう」という課題で授業が始まりました。
「まずは、クラスの人を書いてみてください」という指示で、教卓の上に立った代表の人を、自由に描く時間がスタートしました。
短時間でスケッチした例です。
できばえは・・・・?(悪い例ではありません。ほとんどの人がこのような出来栄えでした)
そこで、教科担任の高橋雅之先生の解説が始まりました。高橋先生は、あっという間にマジックで完成させた自分のデッサンを見せます。
それに対し、生徒は「うめー(うまい、上手~)」と感動の声。
髙橋先生があっという間に完成させたデッサン
さて、ここからが専門的な知識です。
高橋先生は、人を上手に描くポイントを説明します。その内容に、生徒は何度もうなずき、「なるほど・・・」と理解します。
人を上手に描くポイントを理解した生徒は、再び、別なモデルの生徒を描き始めました。
どんなものでも、スケッチ(デッサン)する上でのポイントがあり、そのポイントをしっかり理解しながら描けるようになると、出来栄えが違ってきます。
これまでできなかったことが、できるようになるから、またやりたくなる。このサイクルが、生徒の知識や技能を大きく高めるポイントなのですね。
このように、専門的な知識が技能を身につけてもらうために、中学校の教科担任制があるのです。
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