2018年8月29日水曜日

1年 美術の学習

洛中洛外図屏風鑑賞学習  1年美術

 1年生の美術の授業で、上杉博物館の学芸員をお招きし、「国宝 洛中洛外図屏風」についての学習を行いました。

 授業は、1,2組合同で、1回廊下に国宝のレプリカの屏風を並べ、1学年全員椅子を並べて行いました。



 初めに、高橋先生から本時のねらいを確認され、その後、2名の学芸員を紹介いただき、早速、学芸員の方から、スライドを使用して、「国宝 洛中洛外図屏風」について、説明いただきました。








  そして、いよいよ、屏風を見る段になり、「これから屏風を実際みてもらうが」
 ① この屏風には、何か流れが描かれているが、その流れが何なのか
 ② 金色で雲は本当の雲か

 の2つを考えながら見てほしいの視点を説明いただきました。

 そして、2組→1組の順に屏風を詳しく拝見しました。

 その後、屏風の前に座り、2つの視点の解説が行われました。

 ①は、2枚に屏風に春夏秋冬の4つの季節が描かれていること
 ②は、金色の雲が時間を一つにしていて、作者が雲の合間から見ているかのような当時の技法として描かれた。
 ことを解説いただきました。

その中で、季節の配列が、右から夏→春→冬→秋 と並んでいて、順番がおかしいと思わないですか?その理由はなぜでしょう・・・?という新たな疑問を投げかけられました。

 その答えです。
 当時、2枚の屏風は横長に並べないで、人が真ん中に位置するように左右に並べた時に、春夏秋冬の順に鑑賞できるようにしたのでは・・・とのことでした。

 そこで、最初に横長に並んだ屏風を、左右に並べ替え、再び真ん中に入って鑑賞してみることにしました。



 初めて見る生徒が大半で、学芸員さんの丁寧な、わかりやすい説明に加え、レプリカであるものの、実物の「国宝 洛中洛外図屏風」が鑑賞でき、大変有意義な時間を過ごすことができました。







 














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