2019年2月26日火曜日

授業をパチリ 2年生 家庭科

これはすごい! 非常災害時の食事
             2年生 家庭科

 2年生の家庭科の授業で、非常災害時に簡単にできる食事を作りました。

 2年生の家庭科の大きな領域に「住生活と自立」という分野があり、その中に
「災害に備えた住まい方について考えよう」という単元があります。

 私たちの住まいは、災害から守るためにどのような工夫を加えているのか、また、災害に備えてどんなことができるのかなどを学習します。

 その中で、「災害時に備えてできること」を考える学習場面で、非常食を備蓄しておくことの必要性について学びます。

 そして、災害時、必要なものが揃わない中で、どのように食事を工夫するのかを学びました。

 さて、災害時、食器がないと食事ができません。その時重宝するのが、紙です。新聞紙や広告用紙などを利用し、折りたたんで、簡単な食器をつくります。


 また、災害時、水が遮断されると、少しの水もおろそかにできません。
そこで、食器洗いをしないで済ますために、食器をラップで覆います。終わった後に、汚れたラップだけ捨てれば洗わずに済み、水の節約になります。

 これを利用し、授業では、紙を折りたたんで作り、ラップで覆ったお手製の食器を完成させました。

 そこで、授業では、一つの例として、災害時でも簡単にできる食事を作ってみました。

 普段、電気炊飯器を使用し、苦労せずの炊き上がるご飯ですが、炊飯器がない、電気が来ない中、どのようにお米を炊くのか・・・・

 世の中には、すごいことを考える人がいます。

 普段、冷蔵庫の保管やスーパーの買いもので使用するアイラップに、研いだお米と水を入れ、そのまま、鍋に入れて沸騰させると、見事にお米が炊き上がることを発見したひとがいるということで、実際炊いてみました。

 今回は、上記の方法でご飯を炊き、同時にレトルトカレーも温めるカレー作りに挑戦しました。
研いだお米を入れたアイラップ
沸騰して膨れ上がったアイラップ
                 (やぶれないのですね・・・)
何と、見事に炊き上がりました。
                   炊き上がったごはん

 鍋の中には、レトルトカレーも一緒に入っています。

炊き上がったご飯を手作りの食器に盛り付けます


              温めて完成したレトルトカレー盛り付けます

                そして、完成したカレーの試食です
                     うっ、おいし~~!


              食べ終わった後の片づけもらくちんです。
ラップを捨てれば、食器はまた使えます。

  完成したカレーのおいしさもさることながら、この方法でなぜご飯が炊けるのかを最後まで不思議がっている生徒も多かったようです。参観した私も含めて・・・・

  なお、3年生は3年間の学習で、上記「災害に備えた住まい方について考えよう」という学習は終了しているわけですが、家庭科の金澤先生が新しく準備した教材ということで、これまで学習していませんでしたので、3年生も同じ内容の学習を行いました



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